株式会社 太陽

〒104-0031 東京都中央区京橋 2-11-9
TEL: 03-5524-6066
神像が乗せられた戦車の模型
メソポタミア、紀元前4~3千年期、テラコッタ・青銅、幅: 16 cm

4500年前のメソポタミア文明では実際に神像が乗せられた戦車が戦場に運ばれる習慣が有り、その模型が多く作られました。
シュメールの都市キシュの守護神はザババ、その配偶者はイナンナ女神で両者ともに戦いの神でもありました。
この戦車に乗った地母神はその造形から戦いの女神イナンナと思われます。戦車の正面の左右には真ん中の動物を抱え込んでいる二人の人物が見られます。動物の下には斜線で幾何学的な模様で線刻された祭壇と思われる長方形が見られることから両脇の人物は神官で動物は生け贄と思われます。また戦車の後ろにも一人の人物が表されていますが何を意味するかは分かりません。
牽引用のループと車軸は青銅で出来ています。
←戻る

© Copyright 2022 TAIYO LTD. All Rights Reserved