青銅器時代(紀元前3100-1200年)

イスラエルの地域で土器が作られ始めたのは石器時代(紀元前6〜5千年紀)です。そして過渡期であった銅器時代(紀元前4千年紀)に初めて器の仕上げに回転台の使用が確認されました。但し、当時の生産技法はまだ轆轤ではなく、細長い粘土の棒を螺旋状に重ねることかあるいは、筒状に形成された粘土を重ねる方法でした。
千年近く続いた青銅器時代は、初期(紀元前3100-2900年)、中期(紀元前2250-1550年)、後期(紀元前1550-1200年)と大きく分かれており、そこから更に細かく分類されています。パレスチナ・シリア・エジプトで発掘された土器が当時の相互関係を物語っています。初期の土器は、エジプトの第1王朝(紀元前2920-2770年)のファラオの墓から発見され、交流を裏付けています。また中期には、カナン(現在:パレスチナ)出身のセム族だったヒクソスがエジプトを侵略し、第15・16王朝(紀元前1680-1532年)として支配していました。後期にはこの状況が逆転し、新王朝(紀元前1550-1070年)のエジプトがカナンに影響を与えたり、支配までしたりします。
地中海の貿易が栄えており、隣接した地域のみならずキプロスやミケーネなどからの土器の輸入が確認されています。オリーブオイルをはじめ様々な交易品の容器も遠方から持ち込まれ、パレスチナの器も遠方に渡りしました。

ギャラリーに戻る 戻る