ヘレニズム時代(紀元前333年〜紀元30年)
ローマ時代(紀元30-395年)
ビザンチン時代(紀元476-1453年)

王国が滅びてから新たな文化的な刺激になったのは、ヘレニズムです。マケドニア出身のアレキサンダー大王(紀元前356-323年)の征服を伴いギリシャの文化が伝播し、各地の文化的要素と融合してヘレニズムと言う多様性に富んだ様式が生み出されました。紀元前333年のアレキサンダー大王によって占領されたレバント(現在のイスラエル、シリア、レバノン、ヨルダン)が、彼の死後に後継者たちのプトレマイオス朝、後にセレウコス朝の支配下になりました。但し、占領者に対する抵抗が高まり、紀元前167年のマカバイ反逆戦争に続き、ハスモン朝の下で国家の復活が遂げられました。
紀元前1世紀後半に押し寄せた共和政ローマ(紀元前509-27年)に対してイスラエル人はローマとイランのパルティア王国(紀元前247年〜紀元224年)それぞれの支持者に分かれて争い、国が衰退しました。ヘロデ大王(紀元前73-4年)がローマの隷属者として国を治めましたが、次第に勢いの増して行く帝国ローマ(紀元前27年〜紀元395年)の領土になって行きました。独立を取り戻そうと引き起こす反逆戦争にもかかわらず、ローマの次にビザンチン帝国の支配が続きました。
大国の支配下にはそれぞれの支配国の文化の影響が土器にも反映されています。紀元前1世紀後半に吹きガラスの技法が発見され、ガラスの香油瓶が富裕層に使われていましたが、同形の土器の香油瓶は使用者の裾がより広く、また副葬品としての使用も確認されています。一方、青銅器時代から作られて来たオイルランプは、ギリシャ・ローマのオイルランプを元にすっかり形を変えました。

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