株式会社 太陽

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スーリヤ像
中央アジア、紀元6世紀、青銅、高さ 21.5 cm

サンスクリット語でスーリヤの意味は太陽で、リグ・ヴェーダではスーリヤは太陽神です。両手にロータスの花を持っているスーリヤはヒンドゥー教のイメージです。しかし、ヘレニズム時代(紀元前4~3世紀)のギリシャ文化の伝播、紀元前2世紀からは中央アジアからインドの北部に流れ勢力を広げて行ったクシャン帝国を通してイランやスキタイ、諸文化がインド美術に与えた影響が新たな図像学的な要素をもたらし、スーリヤは騎馬民族に特有のスリットの入ったチュニックを纏い、ブーツを履く姿で表されるようになりました。
一方頭上に羽を広げた鷲は、ヒンドゥー教では蛇と対立しているガルーダです。鷲姿のガルーダは太陽の鳥で蛇は雨や水と結びついており、陰陽のような意味合いです。
本体は青銅製ですが、鷲の目、スーリヤの目、彼のベルトとチュニックの縁は銀で象眼されています。チュニックの前部には、豪華な絹の衣装を思わせる美しいパターンが線刻されています。それぞれの足の下に固定するために穴が開いた長方形の突起があります。
この作品は、少なくとも三つの文化圏の要素が融合されており非常に奥が深い上、技術的にも優れています。
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